実践事例中学校1年1人1台タブレット

数学
証明問題をみんなの前でわかるように説明しよう!


石川義塾中学校・学校法人石川高等学校
佐藤 裕幸教諭

ロイロノート・スクールを活用し、誰もが理解できる解答をプレゼンできるようにします。

前回の授業最後に、次回の授業時の内容について伝えておきます。その際、全員該当ページの問題は全て解き、解答をロイロノートの提出箱に提出し、各グループに担当問題を割り当てておきます。
本時では最初に各グループで担当問題をプレゼンしあい、グループ内で完璧に仕上げます。プレゼンではロイロノートに取り込んだ図や、事前に提出箱に提出した自分の解答にさらに書き込みをしながら、プレゼンを仕上げていきます。プレゼンが仕上がったら各グループを解散し、それぞれのグループから1〜2名をまとめて、新たにグループ編成をします。
自分の担当の問題を他の問題の担当生徒にプレゼンし、全員が完璧に理解してからプレゼンを終了します。その後、お互いの説明が分かり易かったかアンケートで確認します。アンケートを集計し、今回の授業で取り扱った問題の理解度、それぞれのプレゼン内容と方法についての評価などを全員で共有します。
最後に、次回授業の予習内容を確認して本時のまとめとしました。


ロイロノート導入のメリット

  • 全員が予習して授業に臨むようになりました。
  • ロイロノートをプレゼンに利用することにより、授業中に他のことをする生徒がいなくなり、全員が授業に参加するようになりました。
  • 提出箱の解答を共有したり、しなかったりと変化をつけることで、緊張感が生まれたように感じます。

実践の目標

  • 予習実践率100%
  • 授業参加率100%
  • 授業理解度100%

実践の場面

1. 予習内容を確認する

前回の授業の際、ロイロノートの提出箱に予習をする問題の番号を記載し、電子黒板に写して、全員で内容を共有した。全員、該当ページの問題は全て解き、解答をロイロノートの提出箱に提出する(提出箱は共有しない)。
また、担当する問題をその場で各グループ(4〜5人)に割り当てた。

2. 担当問題ごとにグループに分かれる

本時の最初に、ロイロノートを電子黒板に写し、今回の授業で取り扱う問題を再確認する。
そして、担当問題ごとにグループに分かれ、机をまとめる。

3. グループ内でのプレゼンを行う

担当になっている問題をグループ内でプレゼンし合い、グループメンバー全員が完璧なプレゼンを完成させる。
また、ロイロノートを利用しながら、図や提出箱に提出した自分の解答をプレゼン用に仕上げる。

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4. グループを再編成する

プレゼンを仕上げた後、担当問題ごとにまとまっていたグループを解散する。各グループから1〜2名ずつ、4〜5名のグループにして再編成する。

5. 新しいグループで本番のプレゼンを行う

新しいグループで、それぞれが担当になっている問題をプレゼンし、担当になっていない人達が理解できるように説明する。
全員が完璧に理解してから、プレゼンを終了する。

6. 授業理解度を確認する

お互いの説明が分かり易かったか、理解度を確認するためのアンケートを全員に配信し、アンケートに答えてもらう。その後集計し、今回の授業で取り扱った問題の理解度、それぞれのプレゼン内容と方法についての評価などを全員で共有する。最後に、次回授業の予習内容を確認して本時のまとめとした。