実践事例中学校1年1人1台タブレット

英語
思い出の行事


京都市立向島中学校
野村 佑吉教諭

ロイロノート・スクールを活用することで、相手にわかりやすく伝えるプレゼンテーションが作成できます。

教科書NEW HORIZON1のP126-127「思い出の行事」において、クラス内で生徒にプレゼンテーションをさせます。
1年間の授業を通して学んだ文法やフレーズを駆使して、「5文以上」で相手にわかりやすく自分の思い出を伝えさせることを目的として授業を進めていきました。発表に備える前に、英文を完成させ、教師が添削します。そして、自分の言いたいことをわかりやすく伝えるための補助として、「写真」や「画像」がどれくらい必要なのかを考えていきます。スライドを最低でも1枚は使用することとして、最大5枚まで作成していいというしばりの中でプレゼンテーションを作成させました。
発表練習の後、1人1分以内で発表を行っていきました。生徒が作成したスライドをスクリーンに映し、Clear Voice, Eye Contact, Gesture, Facial Expression, Active Listening, Fluencyを意識させて発表させました。また、発表後には感想や質問をする時間をそれぞれ設けて、聴き手にもActive Listeningを意識させるようにしました。最後に発表を振り返って自己評価をし、次年度につなげられるよう改善点も考えさせました。


ロイロノート導入のメリット

難しい英語表現ができない1年生であっても、写真や、画像、文字を効果的に使うことで、相手によりわかりやすく伝えるということが実現できました。

実践の目標

自分の言いたいことを相手にわかりやすく伝えるために必要なこと(Clear Voice, Eye Contact, Gesture, Facial Expression, Active Listening, Fluency)を意識して、プレゼンテーションを行うことができる。

実践の場面

1. 本時の目標を確認する

ALTのナザレ先生と、学年教師(体育科)のデモンストレーションビデオを視聴する。「5文以上、1分以内」で思い出の行事についてプレゼンテーションすることが目的だと理解させる。

2. プレゼンテーション用の文を考える

まず、題材にする行事や思い出を考える。何をしたか、それを通じて思ったことや感じたことを、1年間の授業を通して学んだ文法やフレーズを駆使して5文以上でまとめる。
作った文を教師が添削した後、発表用の練習に入る。

3. スライド作成の準備をする

プレゼンテーションにどのような写真・画像・文字が必要か考える。
スライドを最低でも1枚は使用することとして、最大5枚まで作成していいというしばりを与えた。

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4. スライドを作成し、発表練習をする

実際に発表で使用するスライドを作成する。
1時間の間に、スライドの作成と、当日の発表の練習を含めて行う。時間ができれば、ペアや、グループ内での発表練習も行う。

5. プレゼンテーションの発表を行う

1人1分以内の発表を行った。発表では、生徒が作成したスライドをスクリーンに映し、Clear Voice, Eye Contact, Gesture, Facial Expression, Active Listening, Fluencyを意識させて発表させた。また、発表後には感想や質問をする時間をそれぞれ設けて、聴き手にもActive Listeningを意識させるようにした。

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6. 発表を振り返り、自己評価をする

発表を終えて、自己評価を行った。発表を終えての感想だけではなく、「2年生でより良いプレゼンテーションを行うためには、どのようにするべきか」を意識させて、次年度につなげるようにする。