実践事例中学校1年5~6人1台タブレット

理科

水溶液の性質


守山市立明富中学校
天沼 翔太教諭

ロイロノート・スクールを活用して、課題解決に必要な資料を掲示したり、実験結果をまとめて考察を発表することで、深く学習できる授業を展開します。

まず、授業の始めに「お湯に溶質を限界まで溶かし、冷やすとどうなるか」という本時の課題を提示し、それについて予想を立てて発表します。そして課題を解決するため実験について説明し、どのような結果になるのか予想を立てます。予想を立てた後、実験を行います。その後、本時の課題の解決に必要な資料である「溶解度曲線(物質の溶解度と温度との関係を表したグラフ)」の説明を行います。
実験後、班ごとに話し合い活動を行い、ロイロノート・スクールで実験の考察をまとめて、発表します。この時、自分のノートをロイロノート・スクールのカメラ機能で撮影して、タブレット上に取り込んで説明するなど工夫をした生徒もいました。


ロイロノート導入のメリット

  • 本時ではロイロノート・スクールを使用することで、意見の共有が簡単にできました。また、他の授業では調べ学習やスライド制作までスムーズに活動できました。
  • ロイロノート・スクールを使うことによって、生徒の学習意欲が高まったように感じます。タブレットが班で1台しか使えなかったため、一人ひとりに1台あるともっと意欲的に取り組むことができたのではないかと思います。
  • 資料の掲示や考えを発表するときに活用することで、より深く学習することができました。

実践の目標

  • グラフに書き入れて、説得力のある資料を作成できる。

実践の場面

1. 課題を掲示し、予想を発表する

まず授業の始めに、「お湯に溶質を限界まで溶かし、冷やすとどうなるか」という本時の課題を理解し、それについて予想を立てたものを発表する。

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2. 実験について説明し、予想を立てる

実験内容について説明する。そして、どのような結果になるか予想を立て、電子黒板に映して共有する。

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3. 実験を行う

「お湯に溶質を限界まで溶かし、冷やすとどうなるか」という課題を解決するための実験を行う。

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4. 課題解決に必要な資料について説明する

「お湯に溶質を限界まで溶かし、冷やすとどうなるか」という本時の課題の解決に必要な資料である、溶解度曲線の説明を行う。

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5. 話し合い活動を行い、実験の考察をまとめる

班ごとに話し合い活動を行い、ロイロノート・スクールで実験の考察をまとめて、発表する。
ロイロノート・スクールのカメラ機能で自分のノートを撮影して、タブレット上に取り込んで説明するなど工夫をした生徒もいた。

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