オリジナルの問題作成から、順列と組合せの違いについての理解を深めます。
順列と組合せの違いを考えながら問題を作成し、解を導く授業を実践しました。また、大学入試制度の変革に伴う対策として、1時間の授業の目標から反省そして次時の課題設定までを記載させるポートフォリオも取り入れています。
ロイロノート導入のメリット
- 生徒が作成した問題を簡単に共有できます。
- タブレットへの入力が苦手な生徒はノートに書いたものを写真で提出できるなど、個人の特性に合わせた提出方法が選択できます。
- 提出されたデータでチェックを行うことができるため、時間の短縮につながります。
- 授業の振り返りを簡単に行う事ができる。
実践の目標
- 順列と組合せの違いを確認し、問題を作成することができる。
- 順列と組合せを理解し、値を求めることができる。
実践の場面
1. 本時の目標確認と評価設定
本時の目標と評価基準をスライドで表示し、各自の目標をシートに記載させる。評価規準は目標の設定を意識しやすいよう、ルーブリック評価で行った。
2. 順列と組合せの問題を判断する
配布資料から問題のデータをダウンロードし、それぞれのノートに保存させ、順列か組合せかを判断させた。また、順列と組合せの違いについてインターネットなどを活用しながら調べさせた。
3. 順列と組合せの違いを判断した理由について発表する
提出された解答を一覧表示し、数名に発表させた。気になる解答について、質疑応答させ、順列と組合せの違いについて理解を深めた。
4. 順列と組合せの問題を作成し提出する
順列と組合せの違いを確認した後、それぞれの問題を作成させた。ただし、シートへの入力が苦手な場合はノートへ記入したものも撮影して提出することも可とした。順列や組合せというタイトルをつけずに、提出させた。
5. 作成した問題を共有する
作成した問題を表示し、数問紹介した。紹介した問題の中から1問を選び、全生徒で演習として取り組ませた。ただし、解答する際に、順列か組み合せかも記入することとした。
6. 本時の達成状況についてポートフォリとしてまとめ、提出する
授業の冒頭で確認した目標シートに、達成状況と次時の目標を記入させた。本時の振り返りとして、ルーブリック表で自己評価をさせて、提出させた。