実践事例塾・高等部3年英語読解1人1台タブレット

テキスト第13講 内容一致英文完成(文整序および文挿入)

英文読解は、「見える化」することで、理解がグッと深まります。

何となく答えを出すのではなく、根拠をしっかりと説明できるようになろう。

ロイロノートにて、文整序および文挿入問題の解き方を説明する資料を配信し、解法を共有しました。その上で、テキストの問題ごとに、その解き方を当てはめていきました。当てはめの際には、板書予定の内容を配信して、ビジュアルで確認しながら、理解を深めてもらいました。
受験意識を高める目的で、センター試験までの残り日数をクイズ形式で答えてもらいました。
授業の最後に、伝えたかった内容が伝わったかを確認するために、リフレクション(振り返り)シートを記入してもらいました。

栄光ゼミナール高等部 ナビオ新越谷校
松本先生

ロイロノート導入のメリット

  • プリント・資料のカラー化
  • 時間短縮・効率化
  • 理解の深化
  • 回答の共有による価値観・意見の相対化
  • 全員参加の授業

実践の目標

  • 文整序や文挿入では、ディスコースマーカーや指示語・代名詞、キーになる単語を手がかりに論理的に考えて解答を導くことが大切であることを認識して欲しい。
  • センター試験までの残り日数をしっかりと胸に刻んで、計画的に勉強を進めて欲しい。
  • 振り返りをすることで、その日に学び取ったことが何だったのか、しっかりと自分で確認して欲しい。

実践の場面

1. これぞ、英文読解のポイント

授業の冒頭では、前回扱った英文の単語テスト(50個出題)を実施します。その後に、いよいよ今日のポイントを説明します。まず、解法のテクニックを指導します。
項目ごとに色分けされた資料をロイロノート上で配信して、それを基に考え方やコツを説明します。
ディスコースマーカーは黄色で網掛けしたり、指示語・代名詞は緑色で網掛けしたりと、生徒の目に見やすくなるように資料つくりは工夫しています。

2. テキスト問題の解説

場面1で説明した解き方・考え方をベースに、実際の問題に当てはめます。同じように考えて解くことができるかを確認していきます。

3. リスニング対策

1つ1つの問題を説明した後は、栄光のLMS(CATS@Home)に搭載されているテキスト準拠の音源を流して、リスニング対策を行います。
日によって、リスニングにあてられる時間は変わりますが、最初はテキストを見ながら聞き、2回目は何も見ずに聞いたり、所々を空欄にしてディクテーションをしたりもします。

4. テキスト問題でくり返し解法を確認

いくつもの別の問題を立て続けに説明して、考え方を定着させていきます。1つの問題では、こんな感じ?といった何となくの印象で解く子もいますが、くり返すことで、思考がより鮮明になり、自分の中に取り込まれていきます。自分一人で、こういった形式の出題を解くことができることがゴールです。

5. センター試験まで、あと何日?

クイズ形式でセンター試験までの日数を聞き、残された勉強時間を具体的に認識してもらいました。回答を共有して、認識の甘い受験生に注意を喚起しようと目論んでいましたが、全員が正解でした。(正解は6/27時点で201日)
また、7月~8月の第2回マーク模試という目標を共有して、それぞれの勉強に取り組むように指導しました。

6. 振り返り

授業の最後には、振り返りシートを記入してもらいます。
理解度を選択してもらったり、今日の授業のポイントが何だったのか回想してもらい、自分の言葉で端的に表現してもらったりします。