実践事例小学校6年図画工作1人1台タブレット

川の流れのように ~作品を鑑賞しよう~

タブレット型情報端末を使って作品鑑賞

ロイロノート・スクールで、発表用のプレゼンをグループで一緒に作成できるので、協働学習の内容が深まります。

完成した自分の作品で、水の流れを表現するために工夫したところを独特なアングルで撮影します。撮影した画像の特に注目してほしいところにマークを付けます。そして、友だちの作品を見てまわり、水の流れを上手に表現しているところを見つけて撮影します。先ほどと同じように、撮影した画像をロイロノートでカードにし、自分が注目したところにマークを付けます。
そして、自分の作品と、友だちの工夫について紹介するプレゼンテーションを作成します。各グループ内で、作成したプレゼンテーションを見せながら、自分が工夫したところや、友達が工夫していたところについて発表し合います。グループ内で紹介し合った作品の工夫の中で、クラス全員に紹介したいベスト3について話し合います。話し合いがまとまったら、発表に使うカードや資料を1人のタブレットに送り、グループ発表用のプレゼンテーションを作成します。
各グループごと、特に話題になった工夫や作品について全体に紹介し、グループで話し合った内容を共有しました。

山口市立徳佐小学校
岡田 淳教諭

ロイロノート導入のメリット

  • 図画工作科の鑑賞で、児童一人ひとりが作品のどこに注目し、どんなところが工夫されていたと考えたのかが明確に分かり、友だちに伝えることができました。
  • 作品に触れず、注目してほしい所を見せながら作品の紹介ができる点がメリットです。
  • 友だち同士で話し合い、データを共有してグループ発表用のプレゼンをグループメンバー全員で作ることができるので、協働学習に適したアプリケーションだと思います。

実践の目標

  • 自分の作品や友だちの作品を見て、川の流れを表現している場所を見つけて紹介する。
  • 粘土や砂をどのように使って流れを表現しているのか、タブレット型情報端末を用いて紹介する。

実践の場面

1. 作品の工夫を紹介する

完成した自分の作品で、水の流れを表現するために工夫したところを、独特なアングルで撮影する。撮影した画像を、ロイロノートでカードにし、特に注目してほしいところにペン機能でマークを付ける。

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2. 友だちの作品の工夫を見つける

友だちの作品を見てまわり、水の流れを上手に表現しているところを見つけて、タブレットで撮影する。
先ほどと同じように、撮影した画像をロイロノートでカードにし、自分が注目したところにペン機能でマークを付ける。

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3. プレゼンテーションを作る

撮影し、カードにしたものを使って、自分の作品と、友だちの行った工夫について紹介するプレゼンテーションを作成する。
撮影した画像のカードをつなげたり、カードに説明用の簡単な言葉やマークを書き込んだりして作成していた。

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4. グループで発表する

各グループ内で、作成したプレゼンテーションや資料を見せながら、自分が工夫したところや、友達が工夫していたところについて発表し合う。
発表を聞いている側は、同じ工夫に気付いたり、発表を聞いて考えたりしたことを伝えるようにした。

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5. ベスト3の発表を決める

グループ内で紹介し合った作品の工夫の中で、クラス全員に紹介したいものを話し合う。
作品が決まったら、発表に使うカードや資料をグループの代表のタブレットに送り、グループ発表用のプレゼンテーションを作成する。

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6. クラス全体に共有する

各グループで作成したプレゼンテーションを教師のタブレットに送信する。
そして、各グループごと、特に話題になった工夫や作品について全体に紹介し、グループで話し合った内容を共有した。

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