実践事例高等学校1年コミュニケーション英語I1人1台タブレット

教科書の内容をvisualizeしよう

英語を英語のまま理解しよう

ロイロノート・スクールを活用し、「理解」、「作成」、「見せる」というトライアングルの授業を実践します。

1週間のうち、前半の2時間は日本語で、単熟語の練習をしたり、日本語訳の先渡しをしたり、音読練習をしたり、文法理解などを行っていきました。
1週間のうち、後半の2時間は英語で本文のRetellingを行いました。その際、 ペアになって練習している様子をお互いタブレットで録画し合い、発音、表現、声の大きさ、表情などを客観的に見て修正しました。そして、Q&Aの内容について、英語で指示が書かれたカードをロイロノートで生徒のタブレットに送信し、グループで英語でQ&Aを作成していきました。
作成した後、グループを変えてQ&Aの発問と、解答の練習を行いました。それから、各グループで作成したQ&Aを、教師のタブレットに送信させました。
その後、本文の内容に関連した題材を使って、各グループでプレゼンテーションを作成し、発表を行いました。

静岡大成中学校・高等学校
松永 麻衣子教諭

ロイロノート導入のメリット

  • グループワークで生徒同士のコミュニケーション能力が向上しました。
  • プレゼンテーションを人前で見せる内容に仕上げるため、美意識が高まったように感じます。
    また、文字で理解すると同時に、視覚的に訴える力がつき、内容読解につながりました。

実践の目標

  • 英語の内容を英語で理解し、英語でまとめ、英語でQ&A、そしてプレゼンテーションができる。
  • 英語で出される指示を理解し、英語で情報をキャッチできる。

実践の場面

1. 日本語で英語の練習を行う

1週間のうち、前半の2時間は日本語で、単熟語の練習をしたり、日本語訳の先渡しをしたり、音読練習をしたりした。
また、マインドマップを作成したり、文法を理解するため、例文を読解したり、作成したりした。

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2. 英語でRetellingを行う

1週間のうち、後半の2時間は英語で授業を行っていった。
Team teachingでALTから英語で指示があり、本文のRetellingを行った。その際、 ペアになって、練習している様子をお互いタブレットで録画し合った。
録画した動画を通して、発音、表現、声の大きさ、表情などを客観的に見て修正していく。

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3. Q&Aを作成し、グループで発問と解答の練習を行う

Q&Aの内容について、英語で指示が書かれたカードをロイロノートで生徒のタブレットに送信する。
指示に従って、グループで英語でQ&Aを作成する。
作成した後、グループを変えてQ&Aの発問と、答える練習をする。

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4. 作成したQ&Aを提出する

Q&Aの発問と、解答の練習を行った後、各グループで作成したQ&Aを、グループの代表が教師のタブレットに送信し、提出する。

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5. プレゼンテーションを行う

その後、本文の内容に関連した題材を使って、各グループでプレゼンテーションを作成する。プレゼンテーションの内容はすべて英語にし、発表も英語で行うようにした。

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6. 職員会議で実践発表を行う

これまでの、ロイロノートを使った授業の実践事例を職員会議で発表した。この発表を通して、教員間でロイロノートについて理解を深めていき、今後の活用法について会議することができた。