実践事例小学校6年2人1台タブレット

外国語活動
What do you want to be? 「夢宣言」をしよう


京都市立大藪小学校
芦田 梢恵教諭

ロイロノート・スクールを活用することで、英語でのスムーズなコミュニケーション活動を実現します。

本単元を実施した時期は、中学校に向けて自分を見つめ直し、未来への目標を考える時期であったため、将来なりたい職業を紹介し合うことを単元最後のコミュニケーション活動に設定しました。
まず、自分の将来なりたい職業を紹介し合う、コミュニケーション活動の手本となるようなやり取りを教師が行い、その姿をタブレット端末で撮影します。撮影した動画は単元の第1時に児童に提示します。
児童はロイロノートのWeb検索から、将来なりたい職業の写真を探し、気に入った一枚を教師に提出します。提出後、写真を回答一覧で表示し、英語での職業の言い方を確認します。初めて聞く英語での職業の言い方も、写真を見ながら聞くことで、理解しやすくなりました。次にペアを組み、写真を見せながらお互いに将来なりたい職業を尋ねたり、答えたりするやり取りを行います。その後ペアで行ったコミュニケーション活動をクラス全体で行い、ペア以外の友達と何度もやり取りできるようにします。
最後に、そのやり取りの様子を撮影し、教師のタブレットに提出します。動画を撮影することで、教師は児童一人ひとりの様子を確認でき、児童自身も自分のコミュニケーション活動の様子を客観的に見ることで、リアクションやジェスチャーなどを改善する意欲にも繋がりました。


ロイロノート導入のメリット

  • 動画で自分を客観的に見ることで、児童の学習意欲が高まった。
  • 最初に手本となる動画を共有することができたので、単元最後のコミュニケーション活動がイメージしやすかった。
  • 動画を提出してもらうことで、教師が児童一人ひとりを見取ることができた。

実践の目標

  • 児童がタブレット端末を用いて、将来なりたい職業を尋ねたり、答えたりすることができるようにする。
  • 話し手は、相手に自分の思いが伝わるように、自分の将来なりたい職業の画像を用いて話し、聞き手は話し手の画像を元に、将来なりたい職業を聞き取るようにする。

実践の場面

1. 単元最後のコミュニケーション活動の提示

自分の将来なりたい職業を紹介し合う、単元最後のコミュニケーション活動の手本となるやり取りを教師が行い、その姿をタブレット端末で撮影する。動画は単元の第1時で児童に提示する。
映像を見ることで、単元最後のコミュニケーション活動がイメージしやすくなる。

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2. 自分の将来なりたい職業の写真を撮り、教師に提出する

ロイロノートのWeb検索から、自分の将来なりたい職業の写真を探す。気に入った一枚をカメラで写真を撮り、データ上に残す。
この写真を将来の夢を紹介するときに聞き手に見せ、理解しやすいようにする。

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3. 提出した写真を使いながら、英語の言い方を確認する

児童が撮影した、将来なりたい職業の写真を教師のタブレット端末に提出させる。教室のテレビ画面に写真を映し、職業の英語での言い方を確認する。
初めて聞く英語での職業の言い方も、写真を見ながら聞くことで、理解しやすくなった。

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4. コミュニケーション活動を、ペアの友達と行う

単元最後のコミュニケーション活動に沿って、将来なりたい職業を尋ねたり、答えたりするやり取りをペアで行う。
この時、話し手は自分が将来なりたい職業の写真を見せながら、職業を紹介する。

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5. コミュニケーション活動を、ペアの友達と行う

場面4で行ったやり取りをクラス全体で行う。
単元最後のコミュニケーション活動を、ペア以外の色々な友達と何度もやり取りできるようにする。

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6. 単元最後のコミュニケーション活動の動画を提出する

将来なりたい職業を尋ねたり、答えたりする場面の動画を撮影し、動画をロイロノートの提出箱に提出する。
教師はそのビデオを見て、児童一人ひとりを見取ることができる。
また、児童自身も自分のコミュニケーション活動の様子を客観的に見ることで、リアクションやジェスチャーなどの改善する意欲にもつながる。

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