実践事例中学校2年1人1台タブレット

英語
プレゼンテーション3「好きなこと・もの」


京都市立向島中学校
磯貝 聡教諭

ロイロノート・スクールで、原稿に沿った資料が作成でき、相手に伝わるプレゼンテーションが可能になります。

教科書NEW HORIZON2、P114-117「自分の好きなこと・ものについて書いて発表しよう」において、まず教科書の通り「自分の好きなこと・もの」について4文以上の英文で原稿を作成します。原稿を教師に提出し、添削を受けて原稿を修正します。そして、インターネットで自分の好きなこと・ものについて調べます。調べたものをロイロノートのカードにまとめ、発表用の資料を作成します。
教師に資料をデータで提出します。その後、発音や読み方の分からないところはT2の教師に指導を受けながら、発表用の原稿を読む練習を行っていきました。
プロジェクターで生徒の資料をスクリーンに映しながら、1人1分を目安に発表を行い、聞き手は発表者の評価シートに評価を書き込むようにしました。発表後、評価シートに自己評価も記入して発表の振り返りを行いました。


ロイロノート導入のメリット

  • ロイロノートがなければ、本単元は言葉のみの発表で終わってしまうところでしたが、インターネットや写真を活用できたことでプレゼンテーションとして発表を行うことができました。
  • 資料が活用できたことにより、生徒も前向きに楽しく本時の課題に取り組めました。また、ロイロノートならではの機能として、提出機能が役立ちました。
  • 授業規律が弱いクラスでは発表の場面で生徒がタブレットを持ったままだと、自分の出番が来るまで資料の修正などの作業をしてしまい、他者の発表をしっかり聞かないことがあるのですが、それをスマートに防ぐことができました。

実践の目標

  • 自分の考えを英文で相手に伝わるように発表できる。 また、そのための資料の作成や活用を覚える。
  • ”Clear Voice” ” Eye Contact” ”Gesture” “Facial Expression” “Active Listening” “Fluency”を意識しながら発表ができる。

実践の場面

1. 発表用の原稿を作成する

まず、自分の好きなこと・ものについて、教科書の文章構成の例に沿って作成し、4文以上の英文原稿を作成する。
単語などわからないところは辞典を活用するようにした。

2. 原稿を修正する

原稿を教師に提出し、添削を受ける。間違っている個所などを確認しながら原稿を修正する。

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3. 発表用の資料を作成する

インターネットを利用し、自分の好きなこと・ものについて調べる。調べたものをロイロノートのカードにまとめながら、発表用の資料を作成する。
完成した生徒はロイロノート・スクールで、教師にデータを提出する。

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4. 発表の練習を行う

資料が完成した生徒から順に、発表用の原稿を読む練習を行っていった。発音や読み方の分からないところはT2の教師に指導を受けながら練習を行った。

5. 発表を行う

プロジェクターで生徒の資料をスクリーンに映しながら、1人1分を目安に発表を行った。発表中、聞き手は発表者の評価シートに評価を書き込む。発表に集中させる目的で、本場面では教師のタブレットのみを用意し、生徒のタブレットは回収した。
教師のタブレットには提出された資料がマトリクスで表示されているので、発表者はそこから自分の資料を選択し、発表を行った。

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6. 発表を振り返り、評価をする

発表後、評価シートに自己評価も記入し、教師に提出した。