実践事例高等学校2年1人1台タブレット

英語表現Ⅰ

ロイロノート・スクールを使って、英語構文を定着・活用しよう


一関修紅高等学校
伊藤 英輝教諭

ロイロノート・スクールでアウトプットを意識した協働学習を実現し、英語の基礎構文の定着を図ります。

教師は構文をロイロノートのカードで配布し、提示します。生徒は、教師の解説を聞きながら、自分の配布されたカードに追加された解説等を記録します。ペアでカードを送信し合いながら、ロイロノートの録音機能・動画機能などを最大限活用して、教師の与えた条件のもとスキットを作成していきます。ペアで作成したスキットをロイロノートのカードにして、順番につなげ、提出箱に提出します。
その後、それぞれのペアでタブレットを用いてスキットを発表します。それから、教師は構文に関する応用問題数問をカードで配布し、生徒は残った授業時間で問題を解き、回答したカードをそれぞれの提出箱に提出します。回答を教師が添削、解説、そして返却します。
次の授業の冒頭の復習で全員の回答を共有し、正答率が悪かった問題をさらに解説し、確認します。


ロイロノート導入のメリット

  • ワードで作成した板書事項や問題をパワーポイントのようにホワイトボードに投影できるので、生徒への提示解説が効率的にできます。
  • 簡単に音声や画像を含めたプレゼン資料を作成し、提出、表示、共有できます。
  • 生徒は授業で活用したカードを、復習教材として活用できます。(スマートフォンでも利用可)
  • 毎時間活用することで、生徒の学習記録の詳細、習熟状況等が把握できます。
  • 電子黒板機能付きプロジェクターと併用することで、さらに効率よく授業を展開することができます。

実践の目標

  • 構文を理解し、アウトプットすることができる。
  • ペアワーク、プレゼンテーションなどのコミュニケーション活動を通して、構文の活用場面を模索し、積極的に活用する態度を育成する。(プレゼン能力の育成)
  • さらに発展的な入試問題にも対応できる。

実践の場面

1. 構文を提示し、解説する

教師は本日の構文をロイロノートのカードで配布し、例文を提示する。生徒は、教師の解説を聞きながら、自分の配布されたカードに追加された解説等を記録する。

(電子黒板機能付きプロジェクターの電子ペンを活用)

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2. ペアワークで構文を活用したスキットを作成する

ペアでカードを送信し合いながら、ロイロノートの録音機能・動画機能などを最大限活用してスキットを作成する。
その際の条件として、1枚目は場面設定解説カードとする。必ず、本日の構文を活用して、1人のセリフを1枚とし、双方のカード合わせて最低5枚以上で会話が成立するよう作成する。

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3. 作成したスキットを提出する

ペアで作成したスキットをロイロノートのカードにして、順番につなげる。
それをまとめて提出箱に提出する。

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4. スキットを発表する

提出箱に提出した後、それぞれのペアは、タブレットを用いて作成したスキットを発表した。

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5. 問題演習の回答を提出する

教師は構文に関する応用問題を数問、カードで配布する。
生徒は残った授業時間で問題を解き、回答したカードをそれぞれの提出箱に提出する。時間内に解答できなかった場合は、宿題とした。

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6. 回答を添削、解説し、返却する

生徒が提出した回答を教師が添削し、生徒それぞれに返却する。
次の授業の前に、添削された自身の提出したカードを取り出してまとめておく。その授業の冒頭で全員の回答を共有し、正答率が悪かった問題を解説する。

(電子黒板機能付きプロジェクターの電子ペンを活用)

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