ロイロノート・スクールを活用しながら、隙間学習を活用し、反復学習に取り組む授業を展開します。
教師は授業が始まる前に教室へ行き、小テストの確認をします。生徒はロイロノートで事前に配信されている小テストの解説が書かれたカードをもとに前時の復習をし、小テストの確認を行います。授業が始まると、本時の導入として小テストの解説をし、生徒はそれを聴きながら、既習事項の確認をします。また、配信された模範解答のカードに直接、教師が追加した解説などを記録します。
授業中に出した問題を解き終えた生徒は、ロイロノートのカメラ機能を使って撮影し、あらかじめ用意されている提出フォルダに、それぞれの解答を送信します。生徒から送られてきたノートに書いてある解答をもとに問題の解説を行いました。発展的な問題などは、生徒自らが電子黒板で説明することもあります。
問題の解説を行い、板書をノートに写す時間を短縮するため、ロイロノートのカメラ機能を使って撮影し、デジタルノートとして活用しています。また、携帯電話にもロイロノートを登録している生徒もいて、携帯電話とリンクすることで、隙間学習にも役立っています。
授業のまとめにReflection Sheetを配信し、授業の自己評価と振り返りをさせます。
生徒は、配信されてきたReflection Sheetに記入し、提出フォルダに送信します。
ロイロノート導入のメリット
- 生徒のノートをロイロノートのカメラ機能で撮影し、リアルタイムに生徒の解答を提示できるので、時間短縮につながります。
- 模範解答や問題をホワイトボードに投影できるので、提示解説が効率的にできます。
- 模範解答を拡大することが可能なので、説明する際にも役立ちます。
- 携帯電話にもロイロノートを登録することで、通学のわずかな時間を使って学習することも可能になります。
- デジタルデータとして記憶されるので、反復学習につながります。
- 電子黒板機能付きプロジェクターと併用することで、さらに効率良く授業を展開することができます。
実践の目標
- 既習事項をもとにして小テストを解くことができる。
- 問題を解くことができる。また、発展問題や応用問題も解くことができる。
- Reflection Sheetを活用し自己評価することで、授業の振り返りをし、次の時間につなげることができる。
実践の場面
１. 前時の復習をするとともに、小テストの準備をする
教師は、授業開始のチャイムが鳴る前に教室に行き、小テストの確認をする。生徒はロイロノートで事前に配信されている小テストの解説が書かれたカードをもとに前時の復習をし、小テストの確認を行う。
(画像クリックで拡大)２. 小テストの解説をし、既習事項の復習をする
教師はロイロノートで配信したカードをもとに小テストの解説をし、既習事項の復習をする。そうすることで、授業の導入とした。生徒は、教師の解説を聴きながら、既習事項の確認をする。
また、配信された模範解答のカードに直接、教師が追加した解説などを記録する。
(画像クリックで拡大)３. ノートを撮影し、提出する
生徒は問題を解き終えたら、ロイロノートのカメラ機能を使って撮影し、あらかじめ用意されている提出フォルダに、それぞれの解答を送信する。教師は、生徒から送られてきたノートに書いてある解答をもとに問題の解説を行った。
(画像クリックで拡大)４. 板書を撮影し、デジタルノートとする
生徒は教師の解説を聴き、ノートに写す時間を短縮するため、ロイロノートのカメラ機能を使って板書を撮影し、デジタルノートとして活用する。ノートを写すのが遅い生徒は、教師が消した後でもデジタルノートを見て紙ベースのノートに写すことができる。
また、携帯電話にもロイロノートを登録している生徒もいて、携帯電話とリンクすることで、隙間学習にも役立っている。
(画像クリックで拡大)５. 問題演習の解答を提出する
教師は、応用問題をカードで配信する。教科書の問題を解き終えて時間に余裕のある生徒は応用問題に挑戦する。時間がある時には、ホワイトボードで実際に説明してもらうこともある。 (電子黒板機能付きプロジェクターの電子ペンを活用)
(画像クリックで拡大)６. Reflection Sheetを記入し、提出する
教師は生徒にReflection Sheetのカードを送信し、授業の振り返りをさせる。生徒はReflection Sheetを記入することで、授業の振り返りをする。教師はReflection Sheetをその日のうちに全てチェックし、授業の理解度の確認をする。また、Reflection Sheetに書かれた生徒の感想には、必ずコメントを書いてその日のうちに返信することを怠らないようにしている。
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