実践事例中学校2年3人1台タブレット

数学

図形の調べ方


愛徳学園中学校・高等学校
齋藤典正教諭・島川承子教諭

ロイロノート・スクールを活用して、課題に対する互いの考えを聞いて教え合うことで、学習内容が定着する授業を展開します。

答えは1つでもいろいろな解き方があり、意見を出し合って考えることで、理解が進み、定着します。今回の授業は、一斉授業で学んだ知識を使って、協働学習で生徒たちが互いに学び合う時間を十分にとって行いました。
まず、発展課題の問題をプリントで配布し、考える時間を設定し、自分の力で解くことにチャレンジします。その後3人ずつのグループに分かれ、グループ内で順番に自分の考えを発表し、互いの解き方を教え合いました。聞いている人たちに伝わるように、自分たちのグループの考えを工夫してプリントにまとめ、発表の準備をしました。グループ内で全員が参加できるよう『意見をまとめる人(司会)』、『タブレット端末を操作する人』、『発表する人』と役割を決めました。解答をまとめたプリントを担当の生徒がロイロノートで写真に撮って、教師に送信します。
グループでまとめた考えを代表者が全体の前で発表します。スクリーンに映した解答について、電子ペンを使って説明しました。また、それらを全体で共有し、理解を深めていきました。


ロイロノート導入のメリット

  • 発問、解答、提出、発表の流れがロイロノート・スクールを使うことによって、スムーズに行えます。
  • グループの考えをまとめた用紙を写真に撮り、ロイロノート・スクールで送信することで発表がスムーズにできます。
    また、スクリーンに映すことで、電子ペンを使って説明することができます。

実践の目標

協働学習を通して、学習内容を定着させ、「7つの力」の育成につなげる。

  • 1人で演習問題を考える。(思考力)
  • グループ内で自分の考えを発表する。(思考力・コミュニケーション力)
  • メンバーの考えを聞き、お互いに教え合い理解を深める。(思考力・コミュニケーション力)
  • メンバーの考えを1つにまとめて発表する。(プレゼンテーション力)

実践の場面

1. 1人で演習問題を考える

発展課題の問題をプリントで配布し、考える時間を3分間に設定して、自分の力で解くことにチャレンジしました。集中して取り組んでいましたが、最後にはヒントを求める声もありました。

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2. グループ内で自分の考えを発表する

3人ずつのグループに分かれます。グループ内で順番に自分の考えを発表し、互いの解き方を教え合いました。相手が理解しやすいように、分かりやすく一生懸命に解説していました。
教えてもらう生徒も、友達からの説明を熱心に聞いて理解しようと取り組んでいました。

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3. グループの考えを1つにまとめる

聞いている人たちに伝わるように、自分たちのグループの考えを工夫してプリントにまとめ、発表の準備をしました。グループ内で全員が参加できるよう『意見をまとめる人(司会)』、『タブレット端末を操作する人』、『発表する人』と役割を決めました。

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4. 解答を写真に撮って送信する

解答をまとめたプリントを担当の生徒がロイロノート・スクールで写真に撮って、教師に送信します。

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5. グループの考えを発表する

グループでまとめた考えを代表者が全体の前で発表します。スクリーンに映した解答について、電子ペンを使って説明しました。また、それらを全体で共有し、理解を深めました。

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