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校内研究

校内研究における研究授業後の話し合いにシンキングツールを活用!


旭川市立末広北小学校
石本 周司教諭

ロイロノート・スクールのシンキングツールを活用して、教師の話し合いの協働を実現します。

校内研究における研究授業後の話し合いでは、全教職員で課題や実態をとらえて改善策を考えるために、ワークショップ型の話し合いを取り入れることが多くなりました。今年度、本校では、これまでに3回の研究授業を行いましたが、1回目は、指導案拡大シートに付箋を貼りながら、ワークショップ型の話し合いを体験してもらい、その経験を踏まえて、その後の2回はロイロノート・スクールを活用し、シンキングツールを使ったグループワークへと進化させました。従来のシンプルな質疑応答型の話し合いに比べ議論が大いに活性化し、一人ひとりの発言量は、格段に増えました。
回を重ねるごとに、グループごとのシンキングツールの使い方にも工夫が見られ、限られた時間の中で、効率的で建設的な議論が実現できました。


ロイロノート導入のメリット

  • 授業を参観しながら写真やビデオを撮影し、カードにコメントを記入、グループリーダーに送信することで、すぐにグループごとの話し合いをスタートすることができました。
  • シンキングツールが転用できることで、視点を切り替えてカードを分類することができました。これは、従来の紙ベースでは不可能なことです。
  • カードを整理しながら話し合いを進め、まとめたデータをすぐにプレゼンできるといった利便性も感じました。

実践の目標

協働学習の授業実践に向けて、先生方自らの話し合いを協働的に行うことができる。

実践の場面

1. ワークショップ型の話し合いを体験する

校内研究における研究授業後の話し合いで、ワークショップ型の話し合いを取り入れることが多くなった。本校では、これまでに3回の研究授業を行ってきた。1回目は「指導案拡大シート」に、教師がそれぞれ付箋を貼りながら、ワークショップ型の話し合いを体験した。

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2. ロイロノート・スクールを活用してワークショップを行う

2回目のワークショップを行う前に4名×5のグループに分け、リーダーを決定しておく。そしてグループごとに着席してワークショップを進めていく。まず、本日の授業の感想をロイロノート・スクールのカードに記入する。成果だと思う事を白いカードに、課題だと思う事はピンクのカードに記入して、グループリーダーに送信する。

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3. 発表の準備を行う

それぞれのグループリーダーは、バタフライチャートを活用して、重要性が高く、全体の話題として提示したい成果カード・課題カードを抽出する。それを座標軸に転用し、協働・個人、緊急性に分類する。そして、グループリーダーは、本日の授業をもとに今後の研究の方向性についてのスピーチを準備する。

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4. グループリーダーがスピーチを行う

スピーチの内容としては、①今後の解決策について長期的にどうするか、②緊急に対策するには個人・協働でどうするかについて発表する。発表時間は各グループ5分と定め、タイムキーパーがプレゼンタイマーアプリを使用して時間を計測する。発表が終わったら、授業者にすべてのカードをリーダーが送信する。

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5. 3回目のワークショップを行う

3回目のワークショップでは、教師陣がロイロノート・スクールやシンキングツールの操作に慣れてきたこともあり、リーダーは各シンキングツールを自由に選択できることとした。必ず2つを用いて転用することにした。そのため、グループ独自の創意工夫が見られ、話し合いがスムーズにでき、とても活性化された。

6. シンキングツールを自由に操作して、グループごとに違う多様な発表を行う

ワークショップの展開は2回目と同じように行った。ただ、タイムテーブルも細かく設定せずに、発表時刻までの時間の使い方もグループに任せた。リラックスした雰囲気の中、熱い議論が展開された。また、発表方法もグループに任せた。リーダーだけではなく複数による発表、タブレットPCを操作する役割分担など、各グループによってユニークなものや趣向を凝らしたものなど、発表形式を多様化することができた。