実践事例小学校3年1人1台タブレット

社会

古い道具と昔のくらし


朝日町立さみさと小学校
松井 和貴子教諭

古い道具や昔の暮らしに関心を持ち、ロイロノート・スクールを活用して、テーマについて主体的に調べ、情報を整理して考えを発信できる力を育てます。

本時では、昔の道具について調べてまとめたことを紹介してから、紙の「道具年表」を作りました。
まず、児童たちはタブレットを持って資料館へ行き、道具の写真を撮影したり、使い方を教わります。そして、「ごはんをたく道具」や「そうじをする道具」など各自でテーマを決め、そのテーマに合う道具の移り変わりについて、資料館での学習、本、ロイロノート・スクールのWeb機能を使って調べました。
タブレットで資料を撮影して、写真カードとして使用したり、手描きツールなどの機能を使って、ロイロノート・スクール上のカードに調べたことをまとめます。道具が使われていた年代の順にカードをつなげて、スライドを作成していき、作成したスライドを見せながら調べたことを紹介し合いました。
最後に、ロイロノート・スクール上に集めた資料や写真を印刷して貼り付けるなど工夫をして、紙の「道具年表」を作成しました。


ロイロノート導入のメリット

  • 一人ひとりが自分のテーマに沿って、本やWebなどで自由に調べることができ、主体的に学習に取り組むことができました。
  • 調べたことをロイロノート・スクール上でカードにまとめることができ、カードの並べ替えも容易なため、情報整理に役立ちました。

実践の目標

  • 古い道具と昔の暮らしに関心をもち、資料館の見学や調べ学習を通して、調べる力をつける。
  • 古い道具やそれらを使っていたころの暮らしについて、調べたり、考えたりしたことをまとめ、表現する力をつける。

実践の場面

1. 資料館へ行き、昔の道具を調べる

タブレットを持って資料館を訪れ、道具の写真を撮影したり、名前や使い方を教わったりした。

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2. テーマを決めて、道具の移り変わりを調べる

「ごはんをたく道具」や「そうじをする道具」など各自でテーマを決め、そのテーマに合う道具の移り変わりについて、資料館での学習、本、ロイロノート・スクールのWeb機能を使って調べた。
この時、ロイロノート・スクールの資料箱の中に、見学の写真や参考となるWebページのカードを入れて共有することで、調べ学習がより簡単になった。

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3. 調べたことをまとめる

タブレットで資料を撮影して、写真カードとして使用したり、手描きツールを使用したり工夫をして調べたことをカードにまとめる。また、紙のワークシートも自由に使えるようにして、写真だけでなく手描きの絵を使うこともできるようにした。

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4. 年代順にカードを並び替えて、スライドを作る

道具が使われていた年代の順にカードをつなげて、スライドを作成した。年代順に作成することで、道具の使われ方の変化が順序良く分かりやすくまとめることができた。

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5. 自分が調べた道具の移り変わりを紹介する

作成したスライドを見せながら、自分が調べた道具の移り変わりについて紹介した。

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6. 紙の「道具年表」を作成する

ロイロノート・スクール上に集めた資料や写真を使い、道具年表を作る。年表には北陸本線の開通や、町や小学校ができた時など出来事を書き込んでおく。児童たちはそれぞれのテーマをもって調べているため、様々な道具の移り変わりを年代ごとに比較できた。

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