実践事例小学校5年1人1台タブレット

国語

事実と考えを区別して、活動を報告する文章を書こう


鹿嶋市立豊津小学校
松本 拓朗教諭

ロイロノート・スクールを活用して、考えを広げて共有し合い、プログラミング的思考「シーケンス(順序)」を学びます。

遠足ニュースを作るため、伝えるべき内容や文章全体の構成を考え、グループで話し合います。ワークシートを用いて、キーワードやキーセンテンスを確認します。
遠足ニュースとして、各自プレゼンテーションを作成します。ロイロノート・スクールのカードを活用して作成したプレゼンテーションを班の中で発表し合います。発表の様子を撮影し、グループのメンバーからアドバイスをもらって、自分のプレゼンテーションを修正します。再度撮影したものを提出し、代表児童が全体の前で発表します。
ロイロノート・スクールのカードに本時の振り返りを記入、提出し、全員の考えを共有し比較します。最後に、各自で学習目標がどの程度達成できたかを確認します。


ロイロノート導入のメリット

  • 各自の考えをカードに書き込みやすく、視覚化(見える化)できます。
  • カードに書いた自分の考えを直したり、付け加えたりする作業が簡単にできます。
  • 自分の考えを書いたカードの順番を簡単に入れ替えられるので、プログラミング的思考「シーケンス(順序)」を身につけることができます。
  • 自分のプレゼンテーションの姿を簡単に振り返ることができて、修正がしやすいです。
  • 振り返り等、自分の意見を瞬時に提出でき、拡大提示ができるので、全員の考えがよく分かります。

実践の目標

  • 文章全体の構成とその効果を考え、目的や意図に応じた書き方ができる。
  • 表現の効果について工夫することができる。

実践の場面

1. 学習課題を把握する

遠足ニュースを作るため、何を伝えるかを確認し、いつ、どこで、誰が、どうやって、何をしたかを焦点化する。資料からキーワードをチェックする。個人での活動では、ワークシート(マトリクス表)を使用した。

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2. キーワードやキーセンテンスを確認する

チェックしたキーワードをグループで出し合って確認し、プレゼンテーション(遠足ニュース)に入れるキーワードやキーセンテンスをワークシートに記入する。

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3. プレゼンテーションを作成する

ロイロノート・スクールのカードを活用したプレゼンテーションの作成方法について確認し、各自、プレゼンテーションを作成する。

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4. プレゼンテーションを行い、録画する

ロイロノート・スクールで作成したプレゼンテーションを班の中で発表し合う。その際、班員にプレゼンテーションの様子を撮影してもらう。録画した映像を確認し、班員からアドバイスをもらうとともに、改善点があれば、修正し、再度プレゼンテーションを撮影し直す。

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5. プレゼンテーションを提出し、代表児童が発表する

グループワークの中で修正したプレゼンテーションを教師に送り、その中からグッドモデルとして選ばれた代表児童が全体の前で発表する。

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6. 振り返りをし、他の人の意見や考えを共有する

ロイロノート・スクールのカードに本時の振り返りを記入して教師に提出する。その後、全員の考えを共有して比較する。全体の中から代表児童を選んで発表してもらう。そして各自、学習目標がどの程度達成できたか確認する。

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