実践事例高等学校1年2人1台タブレット・不足分はPCを利用

共通教科 情報「社会と情報」

ICTからIoTへ...これからの未来を想像・創造してみよう


昭和学園高等学校
宇野 真悟教諭

ロイロノート・スクールを活用して、豊かな発想力・想像力を表現し、仲間と共に「わたしたちの未来」を創造していきます。

政府が描く次世代の未来「超スマート社会」を構想するSociety5.0の社会ついて、高校生の豊かな発想力を活かした意見交換を中心とした授業を展開しました。
現代のICT社会における「わたしたちの生活」について考えを共有した後、ドローン宅配技術を例に、生活を豊かにする点や問題点などを考察します。
グループ討議を経て、テーマに対する自身の考えをロイロノート・スクールにまとめ、グループの意見を全体で共有します。
最後に、他のテーマについても利点・問題点・改善点・さらに便利な技術アイディアなどを出し合いました。


ロイロノート導入のメリット

  • ロイロノート・スクールを導入して、生徒の意見を一度に「多く」、「広く」、「深く」引き出すことができるようになりました。
  • ロイロノート・スクールは一度に多くの情報(生徒の意見など)を瞬時に集め、提示できるので手間暇がなくなり、時間短縮に繋がりました。
  • それぞれのディスプレイに「画面配信」の機能がついているため、座席の前後左右を問わず、伝えたい内容が視覚的に周知できます。
  • データが記録されているため、次回の授業での復習活動にも素早く対応できます。

実践の目標

これまでの情報技術の歴史を知り、これからの未来を豊かに想像し、わたしたちの生活の中でIoT(Internet of Things)がどのように活かされていくべきかを考える力を身につけることができる。

実践の場面

1. 現代のICT社会について意見交換を行う

教科書やWi-Fiに接続させたタブレットを用いて、現代のICT社会における「わたしたちの生活」について意見交換を行う。意見を出しやすくするために、グループ4人だけのミーティングテーブルを活用した。

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2. 生活を豊かにする点と問題点を考察する

Society5.0の社会が身近に迫ってきていることを表す例題をもとに、生活を豊かにする点と問題点について考察する。未来の技術として考えられているドローン宅配技術を例にあげ、利点として運送業の人手不足問題を解消する手段として考えられていること、問題点として技術的・経営的・利用者側からの視点における問題があることを確認した。

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3. グループ討議での意見をもとに考えをまとめる

生活を豊かにする点と問題点についてのグループ討議を踏まえ、自分が感じた意見をロイロノート・スクールにまとめる。そして、提出・発表の準備を行う。
タブレットの数に限りがあったため、Windows版のロイロノート・スクールも利用した。

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4. 各班から出た意見を比較する

各グループの代表者がロイロノート・スクールを使って意見を発表する。提出機能を用いて、一度に生徒全員の意見を集約、ピックアップした各グループの意見を比較表示する。ロイロノート・スクールを使うと、簡単に意見を共有することができる。

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5. テーマに沿って、意見やアイディアを出し合う

例として取り上げたドローン宅配の問題点について、様々な意見が出された。他にもテーマを設定して、利点・問題点・改善点・さらに便利な技術アイディアなどを出し合った。

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6. グループ討議を行う

各グループで意見を出し合う。必要に応じて教師が助言を行った。

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