実践事例高等学校1年1人1台タブレット

世界史A

自分史づくり


札幌創成高等学校
齊藤 貴彦教諭

自分史づくりの取り組みから、他者を理解するための様々な視点を養います。

夏季休業中の課題で各個が作成した「自分史」をもとに、班で協力して架空の人物のストーリーをまとめ、プレゼンテーションと他者評価を行いました。
リハーサルで他班の発表に触れ、自身の班の発表を再考するきっかけとしました。
発表に際して、「内容全般」「アイディア」「発表態度」の視点から他班の発表を評価し、評価することの難しさを体感させました。


ロイロノート導入のメリット

  • プレゼンテーションのカードを作成する際、他者とコミュニケーションをはかろうとする姿が見られました。
  • ロイロノート・スクールの資料箱に必要な情報を入れておけば、簡単に生徒に資料の共有ができるので、授業中の資料配布をスムーズに行なえるようになりました。

実践の目標

  • 他者との協力を通して、よりよいプレゼンテーション資料をつくることができる。
  • 他者への評価により、評価することの難しさを学ぶことができる。

実践の場面

1. 班分け、班内での自己紹介を行う

班分け用カードの一斉提出により、先着順に班分けを行う。
夏季休業中の課題として、それぞれが作ってきた自分史を3~4人の班の中で発表させる。

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2. 発表用に架空の人物を設定する

班員それぞれの自分史の情報を取捨選択させることにより、架空の人物を作成させる。
また、班員の名前から1文字以上を使って、架空人物の名前をつけさせる。

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3. プレゼンテーションを作成する

3分間のプレゼンテーションに見合うよう、文字情報のみのカードに、画像や映像を組み込むよう指示する。文字情報も効果的に訴えられるよう、文字量の調節も大切であることを伝える。

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4. 発表前のリハーサルを行う

2校時目の公開授業に備え、1校時目に各班が一通り発表のリハーサルを行う。
他班の発表を受け、自身の班のプレゼンテーションがさらに見やすく、聞きやすくなるよう、修正の時間とする。

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5. プレゼンテーションを行う

リハーサルや修正を踏まえ、最終のプレゼンテーションを行わせる。他班のプレゼンテーションに対し、「内容全般」「アイディア」「発表態度」の3項目について、5段階評価をつけさせた。

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6. 評価の結果を公表する

プレゼンテーションを終え、それぞれの評価を公表する。
他班からの評価と自分が評価した経験から、他者を評価する事の難しさを改めて伝え、本時のまとめとした。

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