ロイロノートを使うことで、プレゼンの発表で工夫とアイディアを分かち合うことが簡単にできる授業を実現しました。
本時の前に、市販の調理済み食品を活用して各自でメニューを考え、それをもとにグループでアイディアを出しあい、メニューを一つ完成させます。
ランチメニューをプレゼンテーションするためのスライドショーを、ロイロノートを活用しながら、グループでひとつ作成します。
完成したスライドショーに合わせて、発表原稿を作成し、発表の練習を行います。
その際に、スライドショーの編集や追加などをしながら、手直しもしていきました。
練習後、グループごとにランチメニューをプレゼンテーションし、生徒が評価シートに記入する形で、お互いに評価をし合いました。
最後に、個人で1問、グループで1問、栄養、食品、献立及びメニューのグループ発表を出題範囲とし、期末試験用の問題と模範解答を考え、クラスで共有していきました。
衛藤 みどり教諭
・生徒たちがタブレット型端末に慣れていたことと、ロイロノートが直感的に使いやすいアプリであったため、使用法の説明に時間をさほど割かなくても活用できました。
・プレゼンテーション用のスライドが簡易に作成でき、限られた授業時間内でも発表準備と発表会ができました。
・特に写真や動画を別の機材を用いずにスライドにできる点は、生徒にとっては魅力であり、指導教員の負担が少ないと感じました。
・パワーポイントのように、凝ったスライドショーに編集できないことに不満を持つ生徒もいましたが、スライドの作り込みではなく、発表の内容や発表の仕方の工夫に注力できたと感じます。
・ジグソー法で学んだ、栄養と食品の知識を活用し、学校で食べる昼食メニューを考える。
・グループで話し合い、より良いメニューを考案する。
・プレゼンテーションの準備を通して、協働性を養う。
・他の班のプレゼンテーションを聞き、アイディアを共有して相互評価をする。
1. ランチメニューを考える
本時の前に、ジグソー法で学んだ栄養素と食品の知識を活かし、市販の調理済み食品を活用して各自でメニューを考える。
それをもとにグループでアイディアを出しあい、メニューを一つ完成させていった。
学校で昼食販売されるものを活用し、組み合わせや食べ方で、簡単にできる一工夫を盛り込んでいった。
2. プレゼンテーション用のスライドショーを作成する
考案したランチメニューをプレゼンテーションするためのスライドショーをグループでひとつ作成する。
ロイロノートは、写真、イラスト、動画、音声などをスライドショーに盛り込むことが簡単にできたので、スライドショーの作成だけに時間がとられず、きちんと内容を深めながら作成することができた。
3. スライドショーを完成させ、発表の練習をする
完成したスライドショーに合わせて、発表原稿を作成する。
発表原稿を読みながら、スライドショーを動かしていく練習を行っていった。
その際に、スライドショーの編集や追加などをしながら、手直しをした。
手直しも簡単にできるので、練習に集中することができた。
4. グループごとに発表し、相互評価をする
練習を終え、グループごとにランチメニューをプレゼンテーションしていった。
内容はもちろんのこと、発表の仕方も含めて、生徒が評価シートに記入する形で、お互いに評価をし合った。
5. テスト問題を作る
発表を終えた後、個人で1問、グループで1問、期末試験の問題を作成した。
栄養、食品、献立及びメニューのグループ発表を出題範囲とし、期末試験用の問題と模範解答を考え、学年全員で共有した。
良問は実際に期末試験に出題した。