いつでもどこでも何度でも聞ける、先生の解説。
標準レベルの問題を扱います。必ず習得してほしい部分なので、解説や解く手順を後で復習できるようにしておきます。先生への質問は、普段から勉強していないとなかなかできません。
手軽に先生からの解説を聞けることは大事です。
また、同じことは何度も聞きにくいので、聞きたいところを何度も巻き戻して聞ける環境も、非常に大事なポイントだと思います。
元木 啓史教諭
ロイロノート導入のメリット
問題解説の動画を、今後見ることができるということは、生徒にとって大きなメリットだと思います。
上級生になっても同じことは何度も出てきます。知識を忘れないようにできる環境は、積み重ねがカギを握る数学にとって大きな意味を持つはずです。
また、「GeoGebra」を用いて、グラフの平行移動をイメージさせている先生がいます。
「動き」がポイントになる内容は、紙だけでは頼りなく、教員の板書では上手にグラフを書けないので、この指導はとても効果的だと感じました。
ロイロノートは、問題の解答をフォルダで管理したり、解く流れを生徒に披露したりする場として今後も活躍してもらう予定です。他にも、授業の最後にノートを撮影して提出させたりしています。
実践の目標
・何度も繰り返し動画を見てもらい、自分で理解を深める
実践の場面
1. 資料作成(教員)
黒板ではなく、explain everything によって動画を作成する。
2. 通常の授業
いつものように授業を行います。
3. 問題演習
いつものように、問題を解かせます。
4. 動画での学習
予め作成していた動画を使用し、その理解を深めてもらいます。はっきりと質問したいと感じている生徒だけでなく、自分の手順や考え方の確認をしたい生徒も多いはずです。
この動画を利用し、曖昧な知識をしっかりしたものにすることが目的です。
5. 授業後、動画を見ながら先生に質問
動画の中の疑問点ならば、より具体的な質問ができます。
気になる時間を再生し、動画でも拭えなかった疑問点を、教員によって解消します。
6. 放課後の自学自習
「授業中はできるけど、時間が経つとできなくなる」という生徒が多いです。当然ですが、導入による新鮮な知識や、単元別に分類されている問題の中では正解が出やすいです。
時間が経ったり、色々な単元が混ざったりしている状況では正答率は途端に下がる傾向があります。この様式にすることにより、質問対応の手間がかなり削減できることが期待できます。