生徒が中心!
自主創造する組織の完成

「生徒が主体的になる学校作りをロイロノートで実現!
教員全員で取り組めたのは何故か?」

全教員、全生徒がロイロノート・スクール(以下、ロイロノート)をフル活用している日本大学三島高等学校・中学校様。今ではタブレットを持ったことにより生徒達がとても活発で自発的に活用する校風が作り出せています。
どのようにしてこのような状態にできたのか?大川先生にインタビューしてきました。

Q:生徒が主体的に変化したのは、なぜでしょうか?

主張力を持たせるために
プレゼン力を育成した!

A. 生徒が自ら考え表現する機会を授業の中で増やした


誰もが意思表示する授業

授業中にロイロノートで必ず回答や意見などを提出させ、プレゼンする機会を意図的に全教科で増やすように各教員に促しました。生徒は、繰り返し手を挙げず、考えたふりが出来なくなった為、必ず自分の意見を考える力が養われています。ロイロノートで提出を行う事で、自然と自分の意見を考える様になります。従来は分からない生徒は黙っていれば良かったのが、必ずロイロノートで提出をするという負荷が、生徒の主張力を養います。


先生が主張力の模範になるようにトレーニング
今まで構築してきた授業スタイルに、生徒主体のアクティブ・ラーニングの手法を先生達が学び、プレゼンの仕方も学びました。プレゼンのお手本は、先生が楽しく率先して実践を示します。それを見て、生徒は真似しながらプレゼンの練習を行います。授業で考えを提出させ、先生がプレゼンの手本を示し、生徒が授業でプレゼンする。この繰り返しが生徒が自分の意見を主張する力、プレゼン力の向上に繋がっています。

A. イベント企画も全てが生徒主体


PBL型学習で自己探求の練習

生徒が活躍できる学びの場を設ける事で、自分で考えて行動できるようになりました。
授業で磨いたプレゼン力を、さらに総合学習の時間で磨き上げます。プロジェクト課題解決型(以下PBL)の学習を交える事で、生徒も楽しみながら取り組みます。普段の授業で自分の意見や考えをまとめプレゼンする能力を養い、PBLで主体的に行動する癖を身につけます。町おこしビジネスプランもその1つの取り組みです。

【日本大学三島高等学校 公開授業&観光企画公開コンテスト】
https://togetter.com/li/1082318


生徒が学校を動かせる環境
教員と生徒が同じ目線に立つ事で、生徒たちが自ら行動し始めました。例えば、タブレットの活用に関してです。生徒がタブレットの活用に関して問題意識を持つようになり、生徒会主導で活用に関するアンケートを実施しました。そこから更に教員から「一緒にタブレット活用方法を考えてみないか?」と仕掛けた所、生徒ものってきました。教員と生徒が同じ目線で問題を解決する場を設けたのです。教員と生徒が相反するのではなく、共に良くしていこうというスタンスで接しています。そうする事で、生徒から自然と校則を改良する必要があると言う意見が出てきました。2月の学校公開イベントでは、校則を改良する生徒会の運営もお見せします。
http://www.kokuchpro.com/event/4a40d73f770262777019742b420347e4/

この公開イベントに向けて、生徒から「プレ生徒会を学年別で開催したい」と教員側に提案がありました。そこで、急遽期末日程の中にプレ生徒会の予定を組み入れました。生徒が教員に提案して学校を動かせるほど、生徒たちは自ら考えて行動する様になりました。


実社会の問題も解決する
生徒主体でGEOプロジェクトに参加し始めました。ロイロノートを通して培ったプレゼン能力を武器に、大人たちと一緒になって伊豆のジオパーク構想にアシストしています。静岡県では現在、伊豆半島を世界ジオパーク認定する事に向けてPR活動をしています。この取り組みに、新聞部を中心とした生徒が参加しています。参加する中で、ただの中高生ではなくジャーナリストとしての自覚が出てきました。現在、生徒たちは地元の商工会や高校とも連携をして、伊豆のジオパーク化に向けたPR紙の作成をしています。大人や他校の生徒を前にしても堂々と自分の主張を述べられるのは、日頃ロイロノートをフル活用して培ったプレゼン力のお陰です。

Q:ロイロノート・スクールを導入して、
先生方が変化したことはなんでしょうか?

各教員がロイロノートを活用することで
時間短縮できるという効果を感じた!

A. シンプル操作のアプリで校務も授業もスピードアップ


シンプル操作で誰でもできる。ロイロノートがタブレット浸透の起爆剤になりました

ロイロノートのシンプルさのお陰で、先生方はICTへの抵抗感が無く使いはじめました。新学期の春の校外学習の時点では、操作方法の研修会を実施する前にも関わらず誰でも使えていたくらいすぐに浸透しました。ロイロノートのおかげでタブレット導入がスムーズに進みました。


教職員会議もロイロノートで行います
先生方への伝達も、ロイロノートの資料箱に入れておくだけで済むので、会議にゆとりが生まれます。また伝達漏れもありません。シンプルだから誰でも使い始めて、何より業務が楽になっていったので皆が感動しながら定着していきました。

A. ペーパーレスで時間短縮


校務をペーパーレス化

授業や学年への連絡事項などのデータを印刷し、輪転機でコピーを取る作業がなくなっただけでも大きな違いです。自校は学年700名ほどの大規模校なので、今までは複数人で協力して輪転機を使い印刷していました。それがデータをロイロノートの資料箱に入れるだけで済むのでとても楽になりました。データにミスがあっても、すぐに修正して再度配信出来ます。


授業をペーパーレス化
授業でも、その場で個々に合わせた習熟度別の課題配信も出来ます。生徒からの回答もロイロノート上で送られてくるので、先生が無くす心配もありません。ペーパレス化で時間短縮でき、手放せなくなりました。そして机の上に紙が無くなり、広々と使えることで、心にもゆとりが生まれました。

A. 場所に囚われないLTEで


コミュニケーションを活発化させるロイロノート

いつでも、どこでも、思いついた時に使える事で気持ちの余裕が生まれました。ロイロノートの「資料箱」に何でも資料を入れておく事で、「職員室に戻らないと分からない」と言う事が無いので、生徒にもその場で対応が出来ます。もちろん、校舎外や学校外でも。生徒とのコミュニケーションも円滑になりましたし、先生同士のやり取りも活性化しました。やはり便利なものは自然と定着していきます。