実践事例高等学校1年1人1台タブレット

数学

順列と組合せ、確率


茨城キリスト教学園高等学校
鳥居 洋介教諭

電子黒板とロイロノート・スクールを利用して効率的な授業を展開します。

ロイロノート・スクールの「参加者確認」機能を使って出席確認を行います。問題演習をする際、生徒が自分の解答をタブレットで撮影し、教師に送信します。教師はそれをスクリーンに投影し、生徒に説明させます。授業の後に出された宿題は、各自が解答を撮影し、タブレットを用いて画像データで教師に提出するようにしています。教師はいつ誰が宿題を提出したかを把握し、宿題の未提出者の管理を行っています。


ロイロノート導入のメリット

  • 毎授業の出欠管理や宿題の提出状況が容易に把握できるので、生徒管理が効率化されます。
  • 本時の学習で板書する内容を事前に送っておくことで、板書時間を短縮したり授業中の教師の解説に集中させることができます。
  • これまでの授業内容の理解が不十分な場合は、生徒は前時に使用したカードを自分の理解度に応じて確認することができます。

実践の目標

  • タブレットを利用して課題に取り組み、自分の解答の説明ができる。
  • クラスメイトの解説を聞き、解き方や考え方に違いがあることに気づくことができる。

実践の場面

1. 授業準備を行う

ノートPCと電子黒板をHDMIケーブルで接続し、タブレットと電子黒板はLightning端子を専用アダプタで、HDMI端子に変換して接続する。

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2. ロイロノート・スクールで出欠確認を行う

「参加者確認」機能を使って、出席の確認を行うとともに、クラス全員が本授業のノートが表示できているか確認する。また、受講者の多い大教室での授業の出欠確認の際にも重宝している。

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3. 問題演習の解答をスクリーンに投影し、自分の言葉で説明させる

生徒が各自で取り組んだ問題演習の解答をタブレットで撮影後、教師へ送信させる。
提出された解答をスクリーンに投影することで、これまで板書にかかっていた時間が短縮された。また、投影された解答を生徒自身に説明させることで、自分の考えをまとめる力やプレゼンテーション能力を伸ばすきっかけとすることができる。

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4. 生徒のタブレットにスクリーンの画面を反映させる

「画面配信」機能を使って、スクリーンに投影している画面を生徒のタブレットに反映させる。教師が解説中に書き足した文字も各生徒のタブレットに同時に書き足されていくので、生徒は手元のプリントを見ながら、同時にタブレット画面で更新されていく板書の内容を確認することができる。

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5. 予習・復習(宿題)・解説用教材を配布する

授業に必要な予習・復習(宿題)・解説用教材をPDFカードで送付する。
板書する内容を事前に送っておくことで、板書時間の短縮だけでなく、生徒は教師の説明をより集中して聞くことができる。
また、これまでの授業内容の理解が不十分な場合は、前時で使用したカードを自分の理解度に応じて各自確認できる。

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6. タブレットで宿題を提出させる

授業中と同様、各自で取り組んだ宿題をタブレットで撮影後、画像データで教師へ送信させる。
教師はいつ誰が宿題を提出したかを把握し、宿題の未提出者の管理を行う。生徒側でも、誰が宿題を提出していて誰がまだ提出していないかをリアルタイムで知ることができるので、生徒間で競争心や主体性をもって意欲的に学習に励む様子がうかがえる。

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