実践事例高等学校2年1人1台タブレット

LHR(特別進学コース3クラス合同)

キャリア開発II【イキイキ働く社会人とのパネルディスカッション】
CASプログラム(株式会社JTB)


日本大学東北高等学校
芥川 敦教諭

イキイキと働く社会人とのコミュニケーションを通して、働く意義や必要性、職業観を理解し、自分のキャリアにおける軸を形成します。

本プログラムは、働く意義や必要性について生徒自身が考え、多様な人々との交流を通して、キャリア形成の軸を見出していくことを目的としています。
本時の授業は株式会社JTB様に手配いただいたファシリテーターが司会を行い、外部講師として招いた2名の「イキイキ働く社会人」と本校の代表生徒2名が全体の前でパネルディスカッションを行いました。
ロイロノート・スクールで提出された社会人への質問をもとにディスカッションを進行しました。その後、グループでの振り返りをシートに記入し、それをロイロノート・スクールで撮影・提出・共有しました。


学校と社会の壁を越える!JTBならではのキャリア教育事業「CASプログラム」
https://www.jtbbwt.com/casestudy/educational/post-146.html

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ロイロノート導入のメリット

  • ロイロノート・スクールの提出機能により、オンタイムで多くの生徒の意見を拾うことができた。
  • 提出したカードを全体/グループで共有することで、生徒同士が容易にお互いの考えを知ることができた。
  • 振り返りシートをデータで保存できるため、データで学習履歴(ポートフォリオ)を残せるようになった。教師も、生徒もいつでも振り返れるようになった。

実践の目標

  • 「イキイキ働く社会人」の話から、働くことに対してより広い視点でとらえられるようになる。
  • クラスメイトと働くことに対する考え方を比較することで、多様な価値観や職業観に触れる。
  • 働くことの意義について考え、自己のキャリア形成への意識を高める。
  • 将来に向けて、目の前にある学修活動への意欲を高める。

実践の場面

1. 自己理解

自分が働く上で大切にしたいことを「働く理由」の視点で順位づけしながら整理する。それぞれの理由の割合を考えて円グラフにする。

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2. 働くことに対する意識を共有し、比較する

場面1で作成した円グラフを写真に撮り、ロイロノート・スクールで提出する。提出したカードを共有し、それぞれの働く理由を比較する。

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3. パネラー(イキイキ働く社会人)とのパネルディスカッション

パネラー(イキイキ働く社会人)2名、代表生徒2名によるパネルディスカッションを行う。
社会人の円グラフと自分の円グラフを比較し、働くことに対する意識や価値観の違いについて考える。また、「仕事の魅力とやりがい」「仕事の大変なところや苦労するところ」「高校時代に準備しておくべきこと」などをテーマにディスカッションを進めた。

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4. パネラーへの質問

パネラーの社会人に聞きたいことをロイロノート・スクールのカードにまとめ、提出する。提出されたカードをプロジェクターで投影し、全員で共有する。社会人の方が気になった質問を選び、その質問に対して回答してもらう。

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5. グループでの振り返り・発表

パネルディスカッションの中で、印象に残った言葉や共感できたこと、新たな気づきなどについてグループで意見交換を行い、ディスカッションへのフィードバックとした。グループの意見をまとめ、代表生徒に口頭で発表してもらう。

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6. 振り返りシートの記入・提出

振り返りシートにグループで話し合った意見などを記入し、シートを写真に撮ってロイロノート・スクールで提出・共有する。

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